山頭火 モロッコの南の町から
昔、テレビか何かで永六輔に紹介され種田山頭火を知り興味を持ちました。
世捨て人というには、全く世を捨てていなかった人です。酒飲みでアル中患者。
興味を持ち調べてみて知ったことです。
彼は面倒な世間を捨て彼の目指していた新体詩を極めたかっただけの人のように見えました。偉いところも全くない人に見えました。
ただ彼が残した新体詩が少し面白かっただけです。
仏僧の装束でいろいろな場所を行脚していますが、真面目な気持ちが足りない人のような印象を持っています。全然本気でやっていないように見えます。
山頭火の面白さは、芸術を志したが、そのために身を持ち崩し、人に借金ばかりして、人間的にはただのクズ人間であった生き様が、私たち彼と同じようなクズ人間の共感を呼ぶところかもしれないと思っています。
松尾芭蕉もまた同じ種類の人間だったのかな。
芸術を極めようと生きていたところは共通していると思います。
芸術が何だ。素晴らしいものではありますが、人生の優先事項ではないと思います。
芸術があろうが無かろうが、私たちは淡々と生きてきたし、生きていくのです。
芸術家はバスケットボールのスタープレーヤーや野球のスタープレーヤー、ボクシングのチャンピオンと同じで、その能力は素晴らしいものですが、人生の目標になる様なものではないと思っています。
人生の目標は良い人間で生きることのように思えます。