技術とアート モロッコの南の町から

今日ふとfacebookでギターテクニックに関する記事が目に止まりました。

ギター演奏が優れていると言われるエリク クラプトンが、今の若いギター演奏者に比べたら自分の技術なんか未熟と語ったとか。

私はそれほど彼の演奏を聞きたいと思ったことありません。

ジョージ・ハリスンの曲が好きで、よくそれにくっついていたので聞きたくらいです。

上手いなとは思いました。

ギター演奏でビッグと言われるBBkingに関心を持ちよく聞いたことがありましたが、よく聞いていると、彼がギターが上手いのか下手なのか判らなくなってきました。

下手であるわけがなく上手いのですが、魅力にかけると思い始めました。

彼の弾くフレーズはマンネリ化していて面白いと思わなくなっていきました。

技術が高い=よいもの、では絶対ないと思うようになりました。

ギター演奏に優れていると言われるジミー ヘンドリックスもほとんど興味がありません。プリンスがwhile my guiter gently weeps. を演奏しているyoutubeを見ましたが、これは上手いなと感心しました。

加山雄三の曲によく出てくる寺内タケシのギターも全く興味が持てません。

心をそそられるフレーズを弾いてないからです。

で、思うのです。ギター演奏の良い悪いは、どれだけよいフレーズが弾けるかだと。

多分このことは、全ての技術についていえそうな気がします。

技術は重要だけど、それだけでは詰まらないこと。心がそこにあるものでないと詰まらないのであります。

時に技術が無く、心だけがあるようなアートもあるように思えます。

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