中学生の時の一つの想い出 モロッコの南の町から
私は小学生頃からすでに小柄でした。背は低いし、勉強も素晴らしくよく出来たということもなく、全く中道的成績でした。
何一つ他の生徒が持っていないものを持っているような生徒ではありませんでした。
2年生の正月だったと思いますが、井上加代子という同級生から年賀状を貰いました。私が女子生徒から年賀状を貰うということは1度もありませんでした。
井上さんは目立たない子で、ほとん
どクラスでの存在感のない女子生徒でした。彼女は絵を描くのが好きだったのか美術部に所属していました。彼女がどんな絵を描いていたか全く覚えていません。
それまでも彼女と親しく話をしたことはありませんでした。だから彼女から年賀状をもらったのは驚きでした。彼女はどちらかというと長い顔だったと思います。今思えば蝶のように芋虫から大変身するタイプの女性だったかもしれない。
彼女と親しくしたことはなかったけど、顔立ちや彼女の持っていた雰囲気は今でもよく覚えています。
年賀状は貰ったけど彼女と親しくする機会はありませんでした。年賀状の返事は書いたと思います。小学校、中学校、高校、大学と私に年賀状を書いた女性は彼女一人だと思います。
今でも彼女がクラスの何処かから私の方を見てくれていたことに感謝しています。