78歳と72歳の再会 モロッコの南の町から

山の中の村に住む40年来の友人に会ってきました。彼は前の奥さんの姉の夫でした。

彼とは一緒に山歩きした仲です。彼は温厚な人ですが、頭の中が100%モロッコ人で、私は当時頭の中が100%日本人なのでした。

私は予定を決めて、なるべくその予定通りに行動することを好みました。

彼は予定は変わるものと思っているようでした。

何かと考え方の違いからイライラすることが多かったです。でも彼は我慢して私の予定に合わせようとしてくれました。

今になれば彼に謝りたいことがたくさんありました。

もう80近い年齢で最近は疲れたと電話で聞いていました。

私も何時死んでもおかしくない年齢に達しており、お互い元気な姿で会える最後の機会かなと思いました。

彼の名前はアハメド、前の奥さんが亡くなって直ぐに再婚しました。

前の奥さんのファミリーから見放されてしまいました。彼が前の奥さんのファミリーを訪ねても居留守を使われ出てこないそうです。

私は家を出ており詳しいことは全く知りませんが、アハメドがすぐに再婚した件について全く気になりません。

彼らは仲の良い夫婦だと思っていました。

再婚した新しい奥さんとも仲の良い夫婦に見えました。

彼は子供がなく親戚とも一緒に住んでいないので全くの一人暮らしになったはずです。

新しい人生を始めなくてはならなかったと私には思えます。

5年位前に彼の家を訪ねたことがありました。その時、彼が老人になった姿に驚きましたが、まだ昔の面影は残っていました。

今回訪ねたら老化はさらに進み、昔の面影を見つけるのが難しかったです。

懐かしく昔の話をして、昔の非礼を詫びました。彼はあまり気にしていなかったように見えました。

彼の家はマラケシュ地震で半壊したそうです。今はその改修工事をやっているところでした。三分の二くらいの部分を撤去しそこを新築していました。残っている三分の一で今は暮らしているのです。

建物が塞がっていないので戸締まり出来ません。夫婦二人なのでなんとかやっています。

彼らの住んでいる村は幹線道路から20kmくらい山に入った所にあります。

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